ちょこのハッピー☆子育て

発達分野で働く作業療法士であり、二人の娘を持つちょこの子育てブログ

感覚統合ってどんなことをするの?

感覚統合とは何かについて前回説明しました。

はじめての方はわかりづらい言葉もあると思いますので、ぜひこちらの記事から読んでくださいね。

 

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感覚統合療法がおこなわれている施設にはブランコやトランポリンなどがあることが多いですが、たた遊んでるだけ?と思う人もいるかもしれないですね。

 

実際に感覚統合療法がどのように行われるのか「育てにくい子にはわけがある」の本から具体的な例を簡単に紹介したいと思います。

 

育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの (子育てと健康シリーズ)

育てにくい子にはわけがある―感覚統合が教えてくれたもの (子育てと健康シリーズ)

 

 

 

 

 

落ち着きのないA君

やや落ち着きがなく多動気味なA君。授業中にも立ち歩いたり、机に付したり頬杖をついていることもあります。

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平衡感覚の感覚統合がうまく育っておらず、姿勢が崩れやすかったり、脳が平衡感覚の刺激を求めるために立ち歩くなどの落ち着かなさになっていたのでは?

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ブランコやトランポリン遊びで「揺れ」や「回転」の刺激を入れます。

一人で遊ぶのではなく、大人(作業療法士や親)が揺らしたり飛ぶ大きさを加減することで適切な刺激を入れ、コントロールしていく力が身について行きます。

 

 

ケンカが絶えないB君

普段は目立たないけど、行事の練習や本番になるとトラブルを起こすB君。粘土や砂遊びに拒否があったり、散髪や耳かきなどにも拒否的で、人になつきにくいなどの様子も見られていました。

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触覚のネットワークに混乱が生じているため、わずかに体が触れ合うような場面で理屈抜きの不快さからケンカになってしまうのでは?

触れられるのを極端に嫌がるのは、自分の身を守るための防衛的な反応で、原始的・本能的な働きが強い状態です。

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「手探り遊び」と「ゆっくりマッサージ」などで触れる感覚に注意や関心を向けるようにすることで本能的な触覚から認知的な触覚へと発達を促していきます。

 

 

 よく物に体をぶつけるDちゃん

おっちょこちょいなDちゃん。忘れ物が多く、片づけが苦手です。また、敷居の段差で足の指をぶつけるなど、体をあちこちにぶつけることが多く見られました。

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ボディイメージがうまく発達しておらず、力加減やタイミングなどを調整して運動や動作につなげることが難しいのでは?

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ジャングルジムでの「くぐりぬけ遊び」や「背中の文字当てクイズ」「全身のゆっくりマッサージ」などを行います。

触覚・固有覚・平衡感覚を使いながらボディイメージを発達させ、適切な運動につなげていきます。

 

 

まとめ

感覚統合について「育てにくい子にはわけがある」の本から抜粋して具体的な例を紹介しました。

 

今回挙げたのは、ごく一部の例ですし、お子様一人ひとり違うので同じような状態だからといって、同じ方法が有効かどうかもわかりません。

 

でも、全身を使った運動やさまざまな感覚遊びの大切さはなんとなくわかっていただけたでしょうか。

 

ぜひ、ご家庭でも楽しみながらさまざまな刺激を使って遊んでみてくださいね!

 

本格的に感覚統合を受けてみたいという方は専門の施設にご相談ください。

 

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